KONOと呼ばれる昔からあるドリッパーとハリオV6を比較します。
- KONOの特許期限が切れた後に開発されたのがハリオV6になります。
- 形は似ていますが一番の違いは穴の大きさです。
抽出される穴がハリオV6の方が少し大きいです。
微妙な大きさの違いですがコーヒーをドリップする時にはかなりの違いだと思っていただいていいと思います。 - リブと呼ばれる突起がハリオV6は上まで来ていてKONOのドリッパーは下部分についています。
リブがあることによりフィルターを付けた際にドリッパーとの間に隙間ができます。その隙間を通過してコーヒーが下に流れていきます。
リブの数が多いほどコーヒーが下に流れるスピードが速くなります。 - ハリオV6の方が若干コーヒーが抽出されるのが速く、KONOのドリッパーはゆっくり抽出されます。
お湯の注ぎ方によっても変わるので一概には言えませんが同じ条件でお湯を注いだ場合に限ります。
ではどちらを選べばいいかというと、これに関しては好き好きと言うしかないですね。
私なりの解釈を少しお話します。
私はハリオV6をメインで使っています。
どちらかというと私は浅炒りのコーヒー豆を好む傾向があるんですね。
浅炒りのコーヒー豆は深煎りに比べると焙煎後にまだ水分がある程度残っている状態です。
美味しく淹れるにはわりと速めに抽出してさっぱりと酸味を感じられるように淹れるのがいいのではないかと思っていますので、ハリオV6を使っています。
たまに深煎りのコーヒーをゆっくり飲みたいときはKONOのドリッパーを使用しています。深煎りのコーヒー豆はドリップした時にコーヒーのエキスがゆっくり抽出されます。
コーヒーの成分を余すところなく抽出するにはKONOのドリッパーがいいのかなと思います。
非常にコクがあり深みのある味わいになるというのが私のKONOの印象です。
飲みたいコーヒーをイメージして使うドリッパーを決めればいいと思います。
使うドリッパーによって同じように淹れているつもりでも随分と味の特徴に違いが出てきますので自分にはどのメーカーのものがいいのか考えながら器具をチョイスするのも楽しいのではないでしょうか。